資金計画 修繕積立金の見直し
■修繕積立金見直しの時期は?将来の修繕工事費を蓄えるためには、早ければ早いほど良いです。
反面、新築マンションの各組合員は、ローン等の返済計画をぎりぎりの状態で購入された方が数多くいるのも実状です。
分譲当初の修繕積立金の設定金額や修繕積立基金の有無にもよりますが、1回目の修繕積立金の見直しは、築後3年目位までには行いたいものです。
- 1案 現行金額のままの場合
- 2案 中・長期修繕計画の金額を全額賄える改訂案
- 3案 1案と2案の中間案を数通り
説明会では、出席者の意見を十分聞くと共に、反対意見や異なる意見がある場合、意見が出尽くすまで誠意を尽くして聞きます。 なお、説明会当日は「賛否」はとらないで、出席者の意向を掴むだけとします。 反対意見を持っている方はほとんど説明会に出席しますので、説明会で大筋の同意が得られれば、ほぼ総会では可決する見通しが立ちます。
その後の理事会で説明会の意見を加味し、総会に提出する修繕積立金改定案を決定します。この際、案は必ず一つに絞ります。
■総会で決議します説明会から約1ケ月後に総会を開催します。総会の当日は、説明会以降の経過を説明し、提案議案の賛否を取ります。 また、強硬な反対者がいる場合は事前に話し合い、理解してもらうようにします。
■修繕積立金改訂の限度は?新築から2~3年の頃は、マンション購入時のローンの負担が大きく、考え方は賛成しても実際に支払えない人もいます。説明会等で皆の反応を良く見て改訂の限度を見極め、総会に上程する改訂案を決めます。
■段階的な改訂は?一度に必要な額まで改訂することが無理な場合は、段階的に改訂する場合もあります。